夏型過敏性肺炎とカビ対策
- 2016.06.07
- サナシオからのお知らせ
カビは一年中存在しますが梅雨の時期は特に注意が必要です!!
カビ全てが有害ではありませんが水虫の原因菌である白癬菌や
アレルギーや喘息、そして肺炎を引き起こす恐ろしいカビもいます。
今回はカビを吸い込む事で発症する病気として『夏型過敏性肺炎』をご紹介致します。
■夏型過敏性肺炎
夏型過敏性肺炎はトリコスポロンというカビが原因です。このトリコスポロンは高温多湿を好み繁殖します。
そのために真夏を中心に6月から9月くらいにかけて注意が必要です。
症状は発熱・咳・呼吸困難といわゆる肺炎症状なのですが特徴的なのはその抗原がある場所に入ると症状の出現・悪化することです。
毎年夏に長引く咳や発熱が出て、自宅にいるとひどくなる方などは一度ご確認下さい
このカビの生息場所は家の中、お風呂や水回りに生息しており、怖いのはエアコンです。エアコンに生息していた場合、このカビを部屋中に撒き散らすことになってしまいます。
対策としてはカビの特性を知り、カビを除去し再び繁殖させない事が大切です。
カビの発生三大要因
①高湿度(70%以上)
②温度(20度~30度)
③栄養源(食品・石鹸カス・体の垢等)
カビの駆除基本
①除去(廃棄出来るものは廃棄処理する。)
②消毒(消毒用エタノール・塩化ベンザルコニウム液・次亜塩素酸など)
③乾燥(換気扇・扇風機・ドライヤー等)
※素人では十分に清掃できないエアコンなどは専門の業者に依頼することをお勧めします。
㈱サナシオ