今季インフルエンザワクチンの有効率23%(米CDC)
- 2015.02.06
- サナシオからのお知らせ
今年は早い時期からインフルエンザが流行しています。また、『ワクチン接種したのにインフルエンザにかかってしまった。。』という声も聞くことがあります。
米疾病センター(CDC)の早期評価によると今季のワクチン有効率は23%前後であったと1/15に発表されました。
ではなぜワクチン効果が十分でなかったのでしょうか?
それは現在流行しているインフルエンザはインフルエンザA型(H3N2)変異型によるものであり、この型が今季のインフルエンザワクチンに組み込まれていなかった事によるとされています。
CDCのインフルエンザ対策部門統括者はインフルエンザ対策として重篤な合併症リスクの高い患者についてはインフルエンザが疑われる場合は直ちに抗インフルエンザ薬を使用すべきと述べています。
インフルエンザが疑われる場合は我慢せずに早急に病院へ行くようにして下さい。
また、予防として手洗いや咳エチケットを行い、不要な外出を控え、十分な休養をとるなどの対策をきちんと行う事も大切です。
なお、インフルエンザの予防接種は、入院や死亡を引き起こす重篤な感染症や合併症を防ぐ助けになる可能性があるため、CDCは予防接種の受診を引き続き推奨しています。