産業医について
- 2014.02.27
- サナシオからのお知らせ
❏ 産業医って何?
皆様は『産業医(さんぎょうい)』という言葉を聞いた事がありますでしょうか?
産業医とは会社(事業所)のなかで、働く人(労働者)が健康で快適な環境の中で仕事できるよう、専門的立場から指導・助言をする医師をいいます
一般的な医師は病気の人を治療することを主としますが産業医は違います。
産業医は働く人が病気や怪我をしないように予防への働きかけが主な仕事にな ります。
❏ 医師であれば誰でも産業医になれるの?
産業医は、医師であれば誰でも良いと言うわけではありません。その資格は『『労働安全衛生法』という法律に定められており
『労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について厚生労働省令で定める一定の要件を備えた者でなければならない』とされています。
❏ 産業医はどんな会社にもいるの?
産業医はどのような小さなか会社でもいることが本来的には望ましいのですがなかなか現実的には難しく、法律で義務付けられているのは社員50人以上の会社となります。具体的には下記をご参照ください。
❏ 産業医って具体的に何をするの?
①健康診断の実施とその結果に基づく措置
健康診断後の措置に対して本人や企業に助言を行います。例えば将来的に病気になりそうな人がいれば健康に関する助言・面接指導を行います。また、就業に問題がある場合は企業に対して意見書を提出し、配慮を求めたりします
②作業環境の管理と改善、及び作業の管理
産業医は少なくとも毎月1回は職場を巡視し、労働者の働く状況を確認いたします。そこで健康を及ぼすような環境や作業があれば助言を行います。
③健康教育・労働衛生教育
有害な物質や有害な作業動作、最近ではメンタルヘルスに関する知識等について教育活動を行います
④衛生委員会への参加
労働者の健康に関する事について話し合う場として各事業所ごとに衛生委員会を設置することになっています。産業医は衛生委員会の正式なメンバーとして職場の安全衛生体制の構築に参加します
産業医に関するお問い合わせはサナシオまで