破傷風ワクチン(Tetanus)
- 2014.12.09
全世界に分布しています。全ての人におすすめ致します。
感染原因
けがをしたときに傷口から破傷風菌が体の中に入ります。破傷風菌は、世界中の土のなかに存在します。
特に、動物の糞便で汚染された土壌が危険です。
症状
感染して3日から3週間からの症状のない期間があった後、口を開けにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状があらわれます。その後、体のしびれや痛みが体全体に広がり、全身を弓なりに反らせる姿勢や呼吸困難が現れたのちに死亡します。
接種方法
ワクチンの種類 | トキソイド |
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接種方法 | 3回接種。初回、3週間後、1年後 |
抗体持続期間 | 10年 |
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン(DPT:破傷風+ジフテリア+百日咳混合ワクチン)に含まれるので、12歳の時に受けていれば、
20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要です。それを過ぎたら、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。(最終接種から20年以上経過している人は2回以上の追加接種をお勧め致します)
※ 欧米では基礎にDPTワクチンを実施している場合追加ワクチンはTdap(成人用DPT)を選択する。
但し日本にはこのワクチンが無いためDPT混合ワクチンを0.2ml接種で代用している。これにより、ジフテリア・百日咳についても免疫獲得できる。