A型肝炎ワクチン(Hepatitis-A)
- 2014.12.08
西欧やオセアニア等は比較的すくないものの世界中に広く分布しています。特にアジア・アフリカ・中南米等にいかれる方は予防接種する事をおすすめします。
A型肝炎の感染原因
A型肝炎ウイルス(HAV)を原因とするウイルス感染です。
ウイルスに汚染された水・果物・野菜・貝類・氷などを生で食べることで感染します。また、性的接触による感染もあります。
A型肝炎の症状
ウイルスに感染した後、15~50日(平均28日)の潜伏期間をおいて、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日たつと黄疸がみられます。
症状が軽い場合もありますが、重症の場合、回復するまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。
40歳以上では、感染した人の2%超が、また60歳以上では4%超の人が死亡するとされ、決して危険の低い疾患ではありません。一般に、小児が感染した場合、成人が感染した場合より軽症だといわれています。
A型肝炎ワクチン接種方法
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン |
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抗体持続期間 | 5年 (3回接種後) |
このワクチンは1回だけでは効果がありません。出発までに最低2回は接種するようにして下さい。
2回接種で1~2年間効果が期待出来ますので一時帰国を利用して6ヶ月から遅くとも2年以内に3回目を接種するようにして下さい。
また、3回目までの接種済みであれば5年毎に1回追加接種すれば抗体を持続的に保持できます。