熱中症対策~簡単手作り経口補液~
- 2018.06.19
- サナシオクリニックからのお知らせ
熱中症対策として水分補給は欠かせませんが、大事なポイントは水分と一緒に塩分(ナトリウム)・糖分も補給することです。
大塚製薬さんの研究結果では、飲料中のナトリウムに加えてぶどう糖と果糖を含む飲料を摂取した場合、水よりも早く高いレベルまで血漿量が回復したことがわかっています。
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※血漿量:血液成分のうち血球成分(赤血球・白血球・血小板等)をのぞいた液体成分
そこで今回は、代表的なスポーツ飲料の成分比較とご自宅でも簡単に作れる経口補液をご紹介したいと思います。
《スポーツ飲料の成分比較》
2つのスポーツ飲料の成分の違いは
ポカリスエット → 砂糖・果汁が入っており、Na・Kの成分量がやや多い。
アクエリアス → クエン酸・アルギニン・バリン・ロイシン・イソロイシンの成分
が入っている。
この2つを比べた場合、より人間の体液に近い成分のものがポカリスエット、クエン酸やアミノ酸などの運動後の疲労回復に効果的な成分が含まれているものがアクエリアスとなります。
どのような状況での熱中症対策としてとり入れるのか使いわけるのも有効手段の1つ
です。
《簡単手作り経口補液》
① 水1000mlに砂糖20g・塩3g・ライム等の柑橘系の果物を搾って(小1)加えると飲みやすい。
・・→ 柑橘系の果物を入れるとクエン酸効果で疲労回復にも効果あり。
② 炭酸水500ml・水10ml・塩(小さじ1/4)・はちみつ(大2)・レモン汁(大1)
→ 炭酸水以外の材料を容器にいれ完全に混ざってから炭酸水を足す
③ ミネラル入り麦茶1000mlに梅干し1個
→カフェインの入った緑茶・ウーロン茶は熱中症対策には逆効果ですが
麦茶はノンカフェインなので大丈夫!
そこに食塩・クエン酸ナトリウム・塩化カリウムを含有している梅干しを
いれると効果UP
※自家製の飲み物は1日で飲み切るようにしましょう。余った場合は必ず破棄してください。
その他、市販のスポーツドリンクを使用した手作り経口補液についてはこちら(←クリック)をご参照下さい。
これからの本格的な暑さに負けないよう予防対策をしながら乗り切りましょう!!